中板（読み）なかいた

精選版 日本国語大辞典

なか‐いた【中板】

〘名〙

① ＝さん（三）の板

② 茶室の真中にある板敷。客畳と道具畳との間に入れた板で幅約一尺四寸。

※南方録（１７Ｃ後）台子「中板は書院くさりの間、平座敷ともに用」

③ 点茶用具。長板と小板の中間ほどの長さの敷板。能阿彌の弟子島右京の好み。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

なか‐いた【中板】

茶室のまん中に設けられた板敷き。客畳と手前畳との間に入れる板。

出典　小学館