中村吉右衛門(2代)(読み)なかむら きちえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村吉右衛門(2代)」の解説

中村吉右衛門(2代) なかむら-きちえもん

1944- 昭和後期-平成時代の歌舞伎役者
昭和19年5月22日生まれ。8代松本幸四郎次男9代松本幸四郎の弟。母方の祖父初代中村吉右衛門養子。昭和23年初舞台。41年帝国劇場で2代を襲名。せりふ回しの精緻さで知られる。テレビ「鬼平犯科帳」などに出演。60年芸術院賞。平成14年芸術院会員。19年「元禄忠臣蔵」などで毎日芸術賞,朝日舞台芸術賞。21年「逆櫓」「大老」で読売演劇大賞選考委員特別賞。23年人間国宝。東京都出身。早大卒。本名は波野辰次郎。俳名は秀山,貫四。初名は中村万之助。屋号播磨屋(はりまや)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android