中村仲蔵(江戸系・3代)(読み)なかむら なかぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus の解説

中村仲蔵(江戸系・3代) なかむら-なかぞう

1809-1886 江戸後期-明治時代の歌舞伎役者
文化6年生まれ。3代志賀山せいの子。5代中村伝九郎に入門し中村鶴蔵を名のり,文政元年江戸中村座で初舞台。慶応元年3代を襲名した。実悪(じつあく)を得意とし,当たり役は「切られ与三(よさ)」の蝙蝠安(こうもりやす)。明治19年12月24日死去。78歳。江戸出身。俳名は雀枝,秀雀,舞鶴,秀鶴。屋号は成雀屋,舞鶴屋。著作に自伝手前味噌」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android