中村仲蔵(江戸系・初代)(読み)なかむら なかぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus の解説

中村仲蔵(江戸系・初代) なかむら-なかぞう

1736-1790 江戸時代中期の歌舞伎役者
元文元年生まれ。2代中村伝九郎の門弟で,延享2年初舞台。宝暦11年中蔵を仲蔵とあらため,立役(たちやく)から実悪(じつあく)に転じる。「忠臣蔵」の定九郎役を工夫するなど,その新演出は秀鶴(しゅうかく)型として今にのこる。舞踊にもすぐれ,8代志賀山万作を称した。寛政2年4月23日死去。55歳。江戸出身。初名は中村市十郎。俳名は秀鶴。屋号栄屋

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android