中村 祐庸(読み)ナカムラ スケツネ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中村 祐庸」の解説

中村 祐庸
ナカムラ スケツネ


肩書
海軍軍楽長

生年月日
嘉永5年

出身地
薩摩国鹿児島(鹿児島県)

経歴
明治2年英人教師ジョン・ウィリアム・フェントン洋楽を学ぶ。3年御親兵付となり、4年フェントンを招いて横浜で初めて欧州軍楽の伝習が開始された際、海軍付として海軍軍楽隊の基礎固めに尽力。13年ドイツ人フランツ・エッケルトが海軍省傭の教師となり、彼を加えて、陸軍軍楽長四元義豊、宮内省伶人長林広守らと国歌君が代」の作曲に尽力した。海軍最初の軍楽長となり、30余年間軍楽界に貢献した。

没年月日
大正14年 4月1日 (1925年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「中村 祐庸」の解説

中村 祐庸
ナカムラ スケツネ

明治期の海軍軍楽長



生年
嘉永5年(1852年)

没年
大正14(1925)年4月1日

出身地
薩摩国鹿児島(鹿児島県)

経歴
明治2年英人教師ジョン・ウィリアム・フェントンに洋楽を学ぶ。3年御親兵付となり、4年フェントンを招いて横浜で初めて欧州軍楽の伝習が開始された際、海軍付として海軍軍楽隊の基礎固めに尽力。13年ドイツ人フランツ・エッケルトが海軍省傭の教師となり、彼を加えて、陸軍軍楽長四元義豊、宮内省伶人長林広守らと国歌「君が代」の作曲に尽力した。海軍最初の軍楽長となり、30余年間軍楽界に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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