中朝(読み)チュウチョウ

デジタル大辞泉 「中朝」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ちょう〔‐テウ〕【中朝】

《「中」は禁中の意》朝廷
吏人は見ず―の礼」〈露伴・連環記〉
日本の朝廷。また、日本。
中ごろの世。中世

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中朝」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ちょう ‥テウ【中朝】

〘名〙
① (「中」は禁中の意) 朝廷。
続日本紀‐天平二年(730)一月壬辰「宴五位已上於中朝」 〔皇甫曾‐送和西蕃使詩〕
② 我が朝廷。転じて、日本。
中朝事実(1669)礼儀其後、中朝置遣唐使、通信於外朝
中頃の世。中世。中古。〔斉書‐礼志・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「中朝」の読み・字形・画数・意味

【中朝】ちゆうちよう(てう)

内朝宮中。〔邵氏聞見録、三〕(王)安石、高科にしてりと雖も、本(もと)人(撫州臨川)なり。未だ中士大夫すると爲らず。乃ち深く韓・呂二家兄弟にはる。

字通「中」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android