中役者(読み)ちゅうやくしゃ

精選版 日本国語大辞典 「中役者」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐やくしゃ【中役者】

評判記・野良立役舞台大鏡(1687)唐松哥仙「まづ何事もさしをきまして中(チウ)役者のはじまり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中役者の言及

【歌舞伎】より

…おもに軍兵,捕手,並び大名などの端役を勤める。 新相中(しんあいちゆう)役者の階級の一つ。1878年の新富座開場を機に,〈中通り〉と〈稲荷町〉が統合されて〈新相中〉と称されるようになった。…

【名題】より

…大名題看板には,その上部に一座の主要な役者たちの舞台姿が描かれ,その絵組みにのる役者のことを名題乗り役者といった。古く役者には立者(たてもの)と詰(つめ)(小詰)の別があり,やがてその間に中(ちゆう)役者(中通り,中女方)が発生,立者,中役者,下立役(したたちやく)(お下,稲荷町)の3階級が成立した。幕末には立者を名題と呼ぶようになり,以後,その名称が定着。…

※「中役者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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