山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説
中央条約機構(CENTO)(ちゅうおうじょうやくきこう)
Central Treaty Organization
もとの中東条約機構(別名バグダード条約機構)。1955年トルコ,イラク,イギリス,パキスタン,イラン(アメリカはオブザーバーとして参加)の5カ国が,集団防衛を目的としてイラクのバグダードで調印した。59年イラクが革命の結果脱退したため,本部をトルコのアンカラに移し名称も中央条約機構と改めた。NATO(ナトー),SEATO(セアトー)などの反共軍事同盟の一つであったが,79年イラン,トルコが脱退し消滅した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報