中之嶽神社(読み)なかのたけじんじや

日本歴史地名大系 「中之嶽神社」の解説

中之嶽神社
なかのたけじんじや

[現在地名]下仁田町上小坂

妙義山塊の金洞こんどう(別名中ノ岳)中腹にあり、祭神は奥社は日本武尊、前宮は大国主命。古くは武尊ほたか権現と称した。旧村社。社伝によれば日本武尊東征の折、村人が尊霊を奉祀したといい、下って寿永元年(一一八二)日本武尊の遺跡を伝えるため藤原祐胤が祠堂を建立したという。戦国末、小田原北条氏の臣加藤長清が社宇の荒廃を嘆き再興したと伝え、のち小幡藩の加護を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android