中の十日(読み)ナカノトオカ

デジタル大辞泉 「中の十日」の意味・読み・例文・類語

なか‐の‐とおか〔‐とをか〕【中の十日】

その月の、中旬の10日間。
「野の盛りは八月―」〈宇津保・吹上下〉
中旬の10日目。20日。
「文治みつの歳の秋長月の―に撰び奉りぬるになむありける」〈千載・序〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中の十日」の意味・読み・例文・類語

なか【中】 の 十日(とおか)

一か月を三〇日とし、それを三分したまん中の一〇日間。中旬。
書紀(720)神功摂政四六年三月(熱田本訓)「甲子の年の七月の中(ナカノトウカ)に」
[補注]中世以降、月の二〇日目をさすようになったといわれる。→「なか(中)」の補注

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