両造（読み）りょうぞう

精選版 日本国語大辞典

りょう‐ぞう リャウザウ【両造】

〘名〙 (「造」は至るの意で、法廷に至るというところから) 原告と被告との併称。多く「原被両造(げんぴりょうぞう)」の形で用いる。→原被両造。

※米欧回覧実記（1877）〈久米邦武〉四「一の大将をして、死刑を犯して此堂の獄に囚へられしめ、両造具備の後、死刑を申渡すの期に」 〔書経‐呂刑〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【両造】りようぞう（りやうざう）

原告・被告。当事者の申し立て。〔書、呂刑〕兩備するときは、師（法官）五辭を聽き、五辭孚(かんぷ)（信）ならば五刑に正す。

字通「両」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」