両端を持する(読み)リョウタンヲジスル

デジタル大辞泉 「両端を持する」の意味・読み・例文・類語

両端りょうたん・する

《「史記」信陵君伝から》どちらにつくか決めないで、あいまいな態度をとる。「派閥争いの外にいて―・する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「両端を持する」の意味・読み・例文・類語

りょうたん【両端】 を 持(じ)する

(「史記‐鄭世家」の「晉聞楚之伐一レ鄭、発兵救鄭、其来持両端、故遅」による) 二つ行動判断の間で迷う。どちらともつかない、あいまいな態度をとる。
史記抄(1477)一五「鼠は穴から出時でうかでまいかとて両端を持するものぞ」

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