両制(読み)りょうせい

世界大百科事典(旧版)内の両制の言及

【翰林学士】より

…当時天子の命令を起草する官に知制誥(ちせいこう)があったが,これはあまり重要でない辞令書の文章などの作成に従うのに対し,翰林学士は国家的な大事に際しての大文章の撰述に当たった。翰林学士は天子に直属するので内制と称し,知制誥は宰相に属するゆえに外制と称し,併せて両制と称せられた。進士出身の文章の名家は知制誥から翰林学士,その承旨から宰相に昇るのが出世の捷径であった。…

※「両制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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