世間は広いようで狭い(読み)せけんはひろいようでせまい

精選版 日本国語大辞典 「世間は広いようで狭い」の意味・読み・例文・類語

せけん【世間】 は 広(ひろ)いようで狭(せま)

世の中は広いようで案外狭いものである。思いがけず人に会ったり、悪事を知られたりした場合などに用いる。

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デジタル大辞泉 「世間は広いようで狭い」の意味・読み・例文・類語

世間せけんひろいようでせま・い

世間は広いようであるが、実際は思いのほか狭い。思いがけない所に知人やつながりのある人がいる場合などにいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「世間は広いようで狭い」の解説

世間は広いようで狭い

世の中は広いように思われるが、案外狭いものである。思いがけない場所で知人に出会ったり、まるで無関係と思っていた人と共通の知り合いがいたり、何かの縁があることがわかったりした場合などに使われる。

[使用例] 客の中には知り合いが何人かいる。金俊平も知っている者が何人かいた。世間は広いようで狭いのである[梁石日*血と骨|1998]

英語〕More people know Tom Fool than Tom Fool knows.(卜ム・フールの知っている以上の人がトム・フールを知っている)

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