デジタル大辞泉
「世路」の意味・読み・例文・類語
せい‐ろ【世路】
世の中を渡っていくこと。また、渡る世の中。せろ。
「―の辛酸人情の向背を心得たる男」〈露伴・寝耳鉄砲〉
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せい‐ろ【世路】
〘名〙 世の中を渡って行く道。世渡り。また、渡って行く世の中。
世途。
人生行路。せろ。
※
文徳実録‐天安元年(857)一一月戊戌「彼飛鳥之葺草、流香之反魂、言
二於世路
一、是甚急者」
※
発心集(1216頃か)七「
殺生をこのみ世路
(セイロ)をわしりつる人、いかが往生せむ」 〔
後漢書‐崔駰伝〕
せ‐ろ【世路】
※宝の山(1891)〈
川上眉山〉五「世路
(セロ)の
行手の一大障礙」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「世路」の読み・字形・画数・意味
【世路】せいろ
世わたり。梁・劉峻〔広絶交論〕嗚呼(ああ)、世路の險(けんぎ)なること、一に此(ここ)に至る。太行・孟門(ともに山の名)も、豈に嶄(ざんぜつ)と云はんや。字通「世」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報