世界連邦運動(読み)セカイレンポウウンドウ(英語表記)World Federal Movement; WFM

デジタル大辞泉 「世界連邦運動」の意味・読み・例文・類語

せかいれんぽう‐うんどう〔セカイレンパウ‐〕【世界連邦運動】

ダブリュー‐エフ‐エム(WFM)

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百科事典マイペディア 「世界連邦運動」の意味・わかりやすい解説

世界連邦運動【せかいれんぽううんどう】

世界政府運動ともいわれる。世界平和の達成のため,主権国家の無政府的対立を解消して単一の世界国家世界連邦)を作ろうとする運動。第2次大戦後,米国を中心として特に活発となり,1946年国際組織〈世界連邦政府のための世界運動〉が組織され,1956年に〈世界連邦主義者世界協会〉(本部アムステルダム)に改称。日本では1948年に〈世界連邦建設同盟〉が結成され〈世界連邦主義者世界協会〉の大会ごとに多数代表を送り,1961年から4年間湯川秀樹が同協会の会長を務めている。
→関連項目下中弥三郎

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界連邦運動」の意味・わかりやすい解説

世界連邦運動
せかいれんぽううんどう
World Federal Movement; WFM

世界連邦建設を目指す国際的な民間運動団体。本部アムステルダム。前身は 1946年に設立された「世界連邦政府のための世界運動」。 56年8月に「世界連邦主義者世界協会」と改称され,さらに 91年7月,現名称に改称。 92年時点で,アメリカ西ヨーロッパアジアなど 20ヵ国から 35団体の加入があり,日本からは世界連邦建設同盟その他が加わっている。もともと国連改組,個人への世界法適用などによる世界連邦建設を目標としているが,50年代のなかば以降の運動は軍縮国連平和維持軍資源など現実的な問題の実現にも努めている。

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