世界定(読み)せかいさだめ

精選版 日本国語大辞典 「世界定」の意味・読み・例文・類語

せかい‐さだめ【世界定】

〘名〙 江戸時代歌舞伎顔見世興行に上演する狂言時代題材、すなわち世界を選定するための会合。毎年九月一二日に行なわれ、座員俳優作者などによって、とり決められた。
※談義本・根無草(1763‐69)後「入替り定てより、役者附四方に散じ、世界(セカイ)定め・はなし初、読初稽古・惣ざらへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android