世宗(後周)(読み)せいそう

旺文社世界史事典 三訂版 「世宗(後周)」の解説

世宗(後周)
せいそう

921〜959
五代の後周 (こうしゆう) 第2代皇帝(在位954〜959)。五代第一の名君といわれる
名は柴栄 (さいえい) 。北は遼 (りよう) ・北漢連合軍を破り,西は後蜀 (こうしよく) ,南は南唐を討って領土を拡張し,燕雲十六州 (えんうんじゆうろくしゆう) の一部を遼より奪回して幽州に迫ったが,病死した。仏教を圧迫し,農政にも心をとめ,均税法を行って租税負担の公平を期するなど内政を整え,宋の統一基礎をつくった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「世宗(後周)」の意味・わかりやすい解説

世宗(後周)
せいそう

柴栄

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