世中騒がし(読み)よのなかさわがし

精選版 日本国語大辞典 「世中騒がし」の意味・読み・例文・類語

よのなか【世中】 騒(さわ)がし

悪疫が流行して、世間が落ち着かない。
※枕(10C終)一五〇「親などの心地あしとて、例ならぬけしきなる。まして、世の中などさわがしと聞ゆるころは、よろづのことおぼえず」
戦乱などが絶えず、世情が落ち着かない。
※読本・雨月物語(1776)浅茅が宿「世の中騒(サワ)がしきにつれて、人の心も恐しくなりにたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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