与一右衛門新田(読み)よいちえもんしんでん

日本歴史地名大系 「与一右衛門新田」の解説

与一右衛門新田
よいちえもんしんでん

[現在地名]静岡市与一よいち一―六丁目・秋山町あきやまちよう

安倍川下流の左岸、細長く延びた伝馬町てんまちよう新田の西に位置する。元来伝馬町新田とともに伝馬町へ役馬の秣場として与えられた安倍川川原の芝地であったが、小石が多く開墾できずにいた。それを宝暦年間(一七五一―六四)安西井宮あんざいいのみや村の名主与一右衛門が開発、明和年中(一七六四―七二)一村にし、耕作者は高一石につき米八升を伝馬町に納めたという(以上「駿河志料」「修訂駿河国新風土記」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android