不軌(読み)ふき

精選版 日本国語大辞典 「不軌」の意味・読み・例文・類語

ふ‐き【不軌】

〘名〙 法にそむくこと。おきてを守らないこと。また、謀叛を企てること。反逆
懐風藻(751)大津皇子伝「因進逆謀。迷。遂図不軌」 〔史記‐始皇本紀〕

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デジタル大辞泉 「不軌」の意味・読み・例文・類語

ふ‐き【不軌】

法律規則などに従わないこと。
謀反むほんを企てること。反逆。「不軌をはかる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「不軌」の読み・字形・画数・意味

【不軌】ふき

不法。逆。〔左伝、隠五年〕君は將(まさ)に民を軌(法規)物(文章)に(い)れしめんとするなり。~不軌不物、之れを亂と謂ふ。亂(しばしば)行はる、敗るる以(ゆゑん)なり。~故に農に於て以て事をず。

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