不義理(読み)ふぎり

精選版 日本国語大辞典 「不義理」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ぎり【不義理】

〘名〙
① (形動) 義理を欠くこと。義理にそむくこと。また、その行為やそのさま。
仮名草子可笑記(1642)一「不慈悲、不義理、不行儀胴欲深く、よろづひがごとのみをおこなひて」
② 特に、借りた金の返済を怠ること。
洒落本・契情買虎之巻(1778)四「ほうほうがぶぎりだとおもいなんして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「不義理」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ぎり【不義理】

[名・形動]
義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい不義理になる」
人から借りた金や物を返さないでいること。
茶屋への―と無心の請求」〈逍遥当世書生気質

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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