不粋・無粋(読み)ぶすい

精選版 日本国語大辞典 「不粋・無粋」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐すい【不粋・無粋】

〘名〙 (形動)
① 純粋でないこと。まざりものがあること。また、そのさま。
暦象新書(1798‐1802)中「金石の透明せざるは、体の不粋によれり」
② 粋(すい)でないこと。世態・人情の裏表、特に男女間の情の微妙さがわからないこと。意気でないこと。また、そのさま。ぶいき。やぼ。
評判記役者口三味線(1699)京「まづ末社をさきへつかはし、御出といはせ万たかうとまるは、皆ぶすいのいたす所也」
一刹那(1889‐90)〈幸田露伴〉一「田舎者の無粋(ブスヰ)の怒に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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