不稽(読み)ふけい

精選版 日本国語大辞典 「不稽」の意味・読み・例文・類語

ふ‐けい【不稽】

〘名〙 (「稽」は、くらべ考える意) 言説に、くらべ考えるべき根拠のないこと。でたらめであること。無稽
随筆安斎随筆(1783頃)六「学者と呼ばるる輩の〈略〉唐の書に見えたる不稽の説をば猥りに信じて」 〔孔子家語‐三恕〕

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デジタル大辞泉 「不稽」の意味・読み・例文・類語

ふ‐けい【不稽】

[名・形動]《「ぶけい」とも。その場合は「無稽」とも書く》根拠がないこと。また、そのさま。でたらめ。「不稽な(の)物語

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普及版 字通 「不稽」の読み・字形・画数・意味

【不稽】ふけい

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