不発酵茶(読み)フハッコウチャ

デジタル大辞泉 「不発酵茶」の意味・読み・例文・類語

ふはっこう‐ちゃ〔フハツカウ‐〕【不発酵茶】

摘んだ茶葉をすぐに加熱し、発酵させないようにしてつくる茶。緑茶など。無発酵茶。→発酵茶半発酵茶

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

飲み物がわかる辞典 「不発酵茶」の解説

ふはっこうちゃ【不発酵茶】


摘み取った茶の葉をただちに加熱して、発酵させずに作った茶。茶葉の色は緑色に保たれる。日本茶では大部分が、中国茶では緑茶(リューチャー)がこれにあたる。加熱方法には蒸し製と釜いり製があり、日本茶は蒸し製、中国茶は釜いり製が主流

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の不発酵茶の言及

【チャ(茶)】より

…【酒井 慎介】
【製茶】
 茶の種類は製法,産地,時期などで分類される。製法で分ける場合,製茶工程の第1段階で生葉をただちに加熱処理する不発酵茶と,萎(いちよう)させてから加工する発酵茶に大別される。ここでの発酵とは,生葉中の酵素による茶葉成分の酸化反応を意味し,微生物は関与していない。…

※「不発酵茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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