不用意(読み)フヨウイ

デジタル大辞泉 「不用意」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ようい【不用意】

[名・形動]
用意していないこと。準備のととのっていないこと。また、そのさま。「不用意な(の)まま作業にかかる」
注意用心の足りないこと。また、そのさま。「不用意言葉を吐く」
[類語]油断見過ごす見逃す見損なう見失う見落とす見損ずる見忘れる気を抜く不覚不注意すき目を離す目を逸らす鈍感鈍いうかつ無自覚無感覚無責任無神経無意識的散漫抜かり手落ち手抜かりそつ手抜き遺漏疎漏抜かるノーマークはしなくもゆくりなくあいにく折あしく折もあろうにはしなく思わず思わず知らずうっかり知らず知らず無意識ひょっと覚えず我知らず何気無しついついつい我にもなくうかうかうかと不意ふとひょっと思いがけず図らずも図らず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不用意」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ようい【不用意】

〘名〙 (形動) (「ぶようい」とも。その場合は「無用意」とも表記) 用意のないこと。用心していないこと。また、そのさま。うっかりしていることにもいう。
太平記(14C後)四〇「小勢にて而も無(ブ)用意也ける間」
※田舎医師の子(1914)〈相馬泰三〉一〇「気候変り目に、一寸不用意をした為めに風邪をひいて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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