無線電波の届かない領域。本来の意味は、電波が電離圏に反射し、さらに遠くまで届く場所との間に生じた、電波の空白の領域をさす。また、警察、消防、行政無線が受信できない場所も不感地帯とよばれるが、現在では、携帯電話の電波が届かない地帯をさすことが多い。この場合には、携帯基地局の不足、基地局どうしの干渉、建物による障害などが原因となる。鉄道のトンネル内、高層ビルの陰、ビルなどの建物の内部、山岳地帯が代表的な例である。携帯電話による通信は、社会インフラにおいて大きな影響力をもつようになり、総務省や各自治体など行政機関では、不感地帯の解消に向けた方策と整備計画の検討に努めている。その一つが2009年(平成21)に総務省が開催した「携帯電話エリア整備推進検討会」である。具体的な方策としては、衛星などを使った無線伝送路を確保する、無線基地局を増設する、有線伝送路と、これにつながる小型無線基地局をきめ細かく配置する、無線基地局の指向性を変える、無線基地局どうしの干渉を細かく制御することなどがあげられる。
[編集部]
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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