不意打・不意討(読み)ふいうち

精選版 日本国語大辞典 「不意打・不意討」の意味・読み・例文・類語

ふい‐うち【不意打・不意討】

〘名〙
① 不意に切りつけること。不意に攻撃すること。
※流人島にて(1953)〈武田泰淳〉「山羊の攻撃は棄て身で、猛烈だ。角を下げて不意打に突きかかる」
② 不意にことを行なうこと。また、相手をだしぬいてすること。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「此不意撃には胆を抜かれたものと見えて」

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