精選版 日本国語大辞典 「不審」の意味・読み・例文・類語
ふ‐しん【不審】
〘名〙
① (形動) 細かい点まではよくわからないこと。はっきりしないこと。また、そのさま。
※貴嶺問答(1185‐90頃)「然而已為二例事一。子細不審」 〔淮南子‐説山訓〕
※将門記(940頃か)「斯の鶏鳴に良正参向して不審を述ぶ」
④ (形動) おぼつかないこと。不安であること。また、そのさま。
※政基公旅引付‐文亀元年(1501)一一月二七日「若然者覚悟之儀一向不審候」 〔蘇軾‐与温公書〕
⑤ 禅家で、「ご機嫌いかがです」くらいの意味で用いられる挨拶のことば。〔僧史略‐上・礼儀沿革〕
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