不出不入(読み)でずいらず

精選版 日本国語大辞典 「不出不入」の意味・読み・例文・類語

でず‐いらず【不出不入】

〘名〙 (形動) 出入・増減のないこと。過不足のないこと。ちょうどよいこと。ほどよいこと。また、そのさま。
※子孫鑑(1667か)上「遠きをもんばかり、ちかき事に分別せよ。不出不入(デズイラズ)、中の一字を守べし」
※人情本・花筐(1841)初「夫んなら不出不入(デズイラズ)で鰻にでもしやうか」

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