下鶴間村(読み)しもつるまむら

日本歴史地名大系 「下鶴間村」の解説

下鶴間村
しもつるまむら

[現在地名]大和市下鶴間・中央林間ちゆうおうりんかん一―六丁目・南林間みなみりんかん一―九丁目・林間りんかん一―二丁目・鶴間つるま一―二丁目・西鶴間にしつるま一―八丁目・つきみ一―八丁目

さかい川右岸に位置し、北は上鶴間村(現相模原市)、東は境川を隔てて上流から武蔵国多摩郡鶴間村(現東京都町田市)と鎌倉郡瀬谷せや(現横浜市瀬谷区)、南は深見ふかみ村・上草柳かみそうやぎ村、西は栗原くりはら(現座間市)に接する。中央部を矢倉沢やぐらさわ往還が東西に、東部を八王子道(滝山道)が南北に走る。

鎌倉時代は北条氏一族の大仏貞直が領していたが、北条氏滅亡後、足利直義の所領となった。元弘三年(一三三三)から建武二年(一三三五)の間の成立と思われる足利尊氏・同直義所領目録(県史三)に、直義分の筆頭に「相模国絃間郷貞直」と記されている。天正一三年(一五八五)と推定される一〇月二三日の北条家朱印状写(同書)によれば紺屋役未済のひとつに「鶴間」がある。小田原衆所領役帳には関兵部丞「四拾貫文 東郡鶴間」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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