精選版 日本国語大辞典 「下等」の意味・読み・例文・類語
か‐とう【下等】
〘名〙
② 料金の最も安い船室、車両。下等室。下等列車。明治時代に用いた。
③ (形動) 物などの状態、性質、品質が劣っていること。また、生物で進化の程度の低いこと。
※植物小学(1881)〈松村任三訳〉九「植物界分れて二段となる。〈略〉下等なるものは無花植物とす」
※随筆・文会雑記(1782)三「六十になりて、あのをかしき咄を、よきとせしこと下等のことなり」
⑤ 京都八瀬、大原で、男をいった語。
※随筆・見た京物語(1781)「八瀬大原は総じて男を下等といふ。みな総髪なり」
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