下田原新々田村(読み)しもたわらしんしんでんむら

日本歴史地名大系 「下田原新々田村」の解説

下田原新々田村
しもたわらしんしんでんむら

[現在地名]河内町宝井たからい

東・南・西の三方下田原村に囲まれて位置する。近世初期は本田原ほんだわら村の原野の一部、承応二年(一六五三)下田原村から分村、宇都宮藩領。元禄一〇年(一六九七)差出帳(五月女久五文書)では高五一石、ほかに新田一七石、諸役勤方は田畑年貢納のほかは、井関川除人足差出、大名通行の節に奥州街道白沢しらさわ宿へ寄人馬出しだけであった。秣場は享保一三年(一七二八)より大塚おおつか新田村と入会、下田原村地内を利用、正徳年間(一七一一―一六)の用水川除普請役高と白沢宿定助人馬勤高はともに五一石であった(「宇都宮領村々諸割高付覚帳」五月女久五文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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