下深井(読み)しもふかい

日本歴史地名大系 「下深井」の解説

下深井
しもふかい

[現在地名]東部町大字和

承応三年(一六五四)深井村が上深井・下深井の両村に分村したという(小県郡史)。宝永三年(一七〇六)の深井村差出帳(上田藩村明細帳)に上・下深井村がみえ、下深井村は八四貫六〇〇文余とある。宝永三年の矢島文書によると下吉田村とともに「元和四戊(ママ)年右新田へ申出候」と、真田氏の命により古新田へ移り「木曾・松本より出候榑木、飯山・長沼御城米付送り渡世仕」とあり、更にその後、寛永八年(一六三一)海野新田うんのしんでんへ移住し、宿駅業務を勤めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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