下海老村(読み)しもえびむら

日本歴史地名大系 「下海老村」の解説

下海老村
しもえびむら

[現在地名]鹿島町南海老みなみえび

東は太平洋に臨み、西は上海老村、南は北右田きたみぎた村、北は山を隔てて北海老村。太平洋岸に開けた集落で、村の中央を通る道の両側みなみ町・北町と称した。下蛯・下分南蝦とも記す。江戸初期には海老村のうちで、明暦二年(一六五六)に北海老村と南海老村が成立(相馬藩政史)元禄(一六八八―一七〇四)以降まで南海老村として推移するが、のち上海老村と下海老村に分村したと考えられる。天保一一年(一八四〇)の高七〇九石余(奥相志)。嘉永元年(一八四八)の家数五五(検地石高収納戸口等調)。文久元年(一八六一)の家数六六(うち給人一二・郷士四・山伏一)・人数三五六(うち給人八四・郷士二〇・山伏六)、馬四四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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