下山南通遺跡(読み)しもやまみなみどおりいせき

日本歴史地名大系 「下山南通遺跡」の解説

下山南通遺跡
しもやまみなみどおりいせき

[現在地名]溝口町金屋谷

大山西麓、標高二一六―二三〇メートルの高原台地南の緩傾斜地に立地する縄文・弥生遺跡。昭和六〇年(一九八五)中国横断道・米子自動車道の溝口インターチェンジ建設工事に伴い、一万六〇〇〇平方メートルが発掘調査された。遺跡は縄文早期から晩期遺物出土したA区と、弥生中期から後期の集落跡が確認されたB・C・D区からなる。A区の遺物は縄文早期から前期初頭にかけてのものが中心で、押型文・条痕文・刺突文系の土器が出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android