上門真庄(読み)かみかどまのしよう

日本歴史地名大系 「上門真庄」の解説

上門真庄
かみかどまのしよう

旧葉栗郡に属した長講堂領。木曾川町門間かどま辺りか。承久二年(一二二〇)一一月二九日付西園寺家家領相博状案(大徳寺文書)に、葉栗郡松枝まつえだ庄の四至として「東限門真庄 西限玉井庄 南限中嶋庄郡 北限黒田河」とみえ、西辺で松枝庄と境を接していた。延徳二年(一四九〇)一〇月二日の「伺事記録」に「門真庄内河野郷」、永正一七年(一五二〇)の阿弥陀如来絵像裏書に「上門間庄大家郷和栗村」(栄泉寺蔵)、「上(門)真□大野村」(善徳寺蔵)、実如加判の阿弥陀如来絵像裏書写に「上門間庄大野郷河田村」(塘叢)とみえ、旧葉栗郡に属していた宮田みやだ(現江南市)大毛おおけ村・しま村・大野おおの村・河田こうだ(現一宮市)辺りまで含むかと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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