上谷中村(読み)じようやなかむら

日本歴史地名大系 「上谷中村」の解説

上谷中村
じようやなかむら

[現在地名]八日市場市上谷中

籠部田かごべた村の東に位置する。平坦な低地が続き、そのほぼ中央部に集落が形成され、谷中村ともよばれた。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では東谷組に属し、旗本山高領一四〇石。幕末まで同氏領。元禄五年(一六九二)の村用記(林家文書)では新田高一四七石余とあり、新田開発が盛んに行われていた。天保一五年(一八四四)の村明細帳(林家文書)によると、元禄一四年に新田高四石余、享保一四年(一七二九)には新開高三一石余が打出され、村高は計三四八石余となり、取米二五一俵余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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