上荻野村(読み)かみおぎのむら

日本歴史地名大系 「上荻野村」の解説

上荻野村
かみおぎのむら

[現在地名]厚木市上荻野・鳶尾とびお四―五丁目

村の中央を東から西に甲州道が通り、東は棚沢たなざわ村・中荻野なかおぎの村、南は飯山いいやま村に接する。中世、上荻野村・中荻野村下荻野村は荻野郷に属しており、観応三年(一三五二)六月一三日の将軍足利尊氏禁制写(県史三)には「相模国毛利庄内、妻田・散田・荻野郷」、文安五年(一四四八)一一月二一日、室町幕府管領細川勝元奉書写(同書)には「相模国覚園寺領同国毛利庄内妻田・荻野両郷」とある。小田原衆所領役帳に松田助六郎「買得百七拾七貫弐百七拾壱文 元田中知行 中郡荻野郷」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android