上納金(読み)じょうのうきん

精選版 日本国語大辞典 「上納金」の意味・読み・例文・類語

じょうのう‐きん ジャウナフ‥【上納金】

〘名〙 人民から領主政府、上部組織などへ納める金。上納銀。
御触書寛保集成‐四九・天和三年(1683)九月「拝借金或は上納金之由書入之候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の上納金の言及

【御手伝普請】より

…したがって御手伝方の役人が現地に出向することもなく,竣工後幕命により複数の大名が経費を高割で分担し,一定期日内に幕府御金蔵へ納入するしくみとなったのである。普請役の金納化とともに大名側からの依願形式による献金も行われるようになり,これらの大名出金(御手伝金,上納金)は幕府の年貢外貨幣収入の大きな部分を占めることになった。しかし幕末期に至ると海防などへの軍事動員のため大名を普請役に動員することは困難になった。…

※「上納金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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