上甲板（読み）じょうかんぱん

精選版 日本国語大辞典

じょう‐かんぱん ジャウ‥【上甲板】

〘名〙 船の甲板のうち、最上部にあるもの。じょうこうはん。

※愛弟通信（1894‐95）〈国木田独歩〉威海衛大攻撃北洋艦隊全滅！「上甲板は泥を塗りたる如くよごれ」

じょう‐こうはん ジャウカフハン【上甲板】

〘名〙 船舶で、船首から船尾まで通じる最上部の甲板。じょうかんぱん。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

じょう‐こうはん〔ジヤウカフハン〕【上甲板】

⇒じょうかんぱん（上甲板）

じょう‐かんぱん〔ジヤウ‐〕【上甲板】

船舶の甲板のうち最上部にあるもの。じょうこうはん。

出典　小学館

世界大百科事典（旧版）内の上甲板の言及

【甲板】より

…船体の深さ方向に対して水平に設けられる板状の構造物で，船体に水密性，強度，剛性を与えるとともに，乗客･乗組員の居住，貨物の積付け，船体に装備される各種の機械装置の設置に必要な床と区画を提供する。一般に，複数の甲板が層状に設けられるが，もっとも重要なのは最上層の全通甲板であり，これを上甲板という。乾玄を測る基準となる甲板を乾玄甲板というが，通常，上甲板がこれにあたる。…

※「上甲板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」