上池田町・本池田町・下池田町(読み)かみいけだちよう・ほんいけだちよう・しもいけだちよう

日本歴史地名大系 の解説

上池田町・本池田町・下池田町
かみいけだちよう・ほんいけだちよう・しもいけだちよう

東山区大和大路通七条下ル〈四丁目―五丁目〉・同本町通十丁目東入

大仏仁王門だいぶつにおうもん通(大和やまと大路)の瓦屋町かわらやまち通(しお小路)以南に位置。東は今熊野いまぐまの池田町、西は本町ほんまち八丁目―一〇丁目。

延宝二年(一六七四)四方洛外町続之町々小名之覚(荻野家文書)に「池田町北町・池田町南町」、正徳四年(一七一四)洛外町続町数小名家数改帳(同文書)に池田町(ママ)組に一八軒、下池田町に八軒の家数が記される。宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」は「上池田町 此町西側明暗寺と云禅宗有。此寺は虚無僧の惣本地にて本則を出す。下池田町 此町西側に俳諧の祖松永貞徳翁の好まれし梯園有。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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