上方狂言(読み)かみがたきょうげん

精選版 日本国語大辞典 「上方狂言」の意味・読み・例文・類語

かみがた‐きょうげん ‥キャウゲン【上方狂言】

〘名〙 京坂で初演された、上方色の豊かな歌舞伎狂言江戸の人からの呼び名。元祿期(一六八八‐一七〇四)の坂田藤十郎上演の和事(わごと)系の狂言や、宝暦期(一七五一‐六四)とそれ以後の義太夫狂言などがその代表上方歌舞伎。⇔江戸狂言

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「上方狂言」の意味・読み・例文・類語

かみがた‐きょうげん〔‐キヤウゲン〕【上方狂言】

京坂で発達した上方色の豊かな歌舞伎狂言。元禄期(1688~1704)の和事わごと系狂言、宝暦期(1751~1764)以降の義太夫狂言など。上方歌舞伎。→江戸狂言

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android