上掛・上懸(読み)かみがかり

精選版 日本国語大辞典 「上掛・上懸」の意味・読み・例文・類語

かみ‐がかり【上掛・上懸】

〘名〙 (「かみ」は上方の意) 能楽で、観世・宝生二流派の称。この二流がもと京都に住んでいたところからその名が起こったといわれる。京掛(きょうがかり)。⇔下掛(しもがかり)
慶長見聞集(1614)四「高きも賤しきも謡うたはぬ人なし。上かかりをうたふひと有、下懸りを好あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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