上打墨村(読み)かみうつつみむら

日本歴史地名大系 「上打墨村」の解説

上打墨村
かみうつつみむら

[現在地名]鴨川市打墨

中打墨村の北、金山かなやま川の左岸に位置する。江戸時代初期までは中打墨・下打墨両村と合せて打墨村一村で、元禄年間(一六八八―一七〇四)三村に分村。元禄郷帳に村名がみえ、高二五八石余。元禄一〇年旗本前田領となったとみられ(寛政重修諸家譜)、元文村高帳では同領で、以後幕末まで続いた。天明五年(一七八五)の村明細帳(上打墨区有文書)によると、反別三八町九反余、うち田方一五町八反余・畑方一五町一反余で、川荒地が六町三反余あった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android