上宗方村(読み)かみむなかたむら

日本歴史地名大系 「上宗方村」の解説

上宗方村
かみむなかたむら

[現在地名]大分市上宗方

大分川と雄城おぎ(雄城台)に挟まれた平坦地に位置し、東は下宗方村。江戸時代を通じて臼杵藩領で、古くは下宗方村と一村であった。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳に村名がみえ、本高四一九石余・出来高一〇一石余、田高三八一石余・畑高一三九石余。正保郷帳では稙田わさだ庄に所属。文政六年(一八二三)には宗方組(万用集)。二間半・四間の在蔵が設けられていた(「雑録」臼杵藩政史料)。字壱町田いつちようだは、長寛二年(一一六四)九月三日の由原宮宮師院清譲状(柞原八幡宮文書)にみえる灯油田一町にあたるとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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