上出来(読み)ジョウデキ

デジタル大辞泉 「上出来」の意味・読み・例文・類語

じょう‐でき〔ジヤウ‐〕【上出来】

[名・形動]出来映えや物事結果などがすぐれていること。また、そのさま。「やっつけ仕事にしては上出来な内容だ」
[類語]絶妙上手素晴らしい巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い素敵すてき見事みごと立派最高卓抜秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つグーグッド良い好ましい程よい好個絶好最適めぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない群を抜く卓出卓越卓絶逸出抜群抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人はだし超人的

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上出来」の意味・読み・例文・類語

じょう‐でき ジャウ‥【上出来】

〘名〙 (形動)
① 物事がうまくはこぶこと。結果がすぐれていること。具合がよいこと。また、そのさま。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉七「然し敵手が吉住なれば、此一段は上出来(ジャウデキ)なり」
② 仕あがり具合がよいこと。うまく作られていること。また、そのさま。上作
※画の悲み(1902)〈国木田独歩〉「自分の画は確かに上出来(ジャウデキ)であっても」
③ その物の性質状態がよいこと。才能などがすぐれていること。また、そのさま。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「経済学を修めて随分上出来の方で有ったと云ふ事で」

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