上元祭(読み)じょうげんまつり

精選版 日本国語大辞典 「上元祭」の意味・読み・例文・類語

じょうげん‐まつり ジャウゲン‥【上元祭】

〘名〙 正月一五日に、長崎市福済寺で観音大士をまつった行事。一日中銅鑼(どら)太鼓を鳴らし、夜は境内竿灯をかかげて本堂に数十の唐蝋燭をともし、参詣人は持参した日本蝋燭と取り替えて帰る。これを病人の枕もとでともすと、病気がなおるという俗信があった。上元会。《季・新年》

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