上久原村(読み)かみくばらむら

日本歴史地名大系 「上久原村」の解説

上久原村
かみくばらむら

[現在地名]周東町大字上久原

玖珂盆地の南。北東玖珂本郷くがほんごう(現玖珂町)、東南は祖生そお、北は下久原しもくばら、西は差川さすがわ用田ようだの各村に囲まれる。萩藩領、熊毛宰判に属す。

中世以来椙杜すぎのもりとよばれていた地を、近世初期に分割してできた村で、初め久原村一村であったが、文化年間(一八〇四―一八)に上下二村に分けた(注進案)。慶長五年(一六〇〇)検地帳ではまだ「椙杜」とあり、寛永三年(一六二六)の熊野帳で初めて久原村として高付される(→下久原村

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android