デジタル大辞泉
「三」の意味・読み・例文・類語
み【三】
1 さん。みっつ。数を数えるときの語。「ひ、ふ、三、よ」
2 さん。みっつ。名詞の上に付けて用いる。「三歳」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
み【三】
〘名〙
① 三つ。名詞・
助数詞の前に付けて用いる。「三皿
(みさら)」「三棟
(みむね)」「三度
(みたび)」など。
※
古事記(712)下・
歌謡「ありきぬの 美
(ミ)重
(ヘ)の子が 捧がせる
瑞玉盞(みづたまうき)に」
②
物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの三。普通は「ひーふーみーよー」のように長く発音する。みい。
※
年中行事秘抄(12C末)鎮魂祭歌「一
(ひと)二
(ふた)三
(ミ)四
(よ)五
(いつ)六
(むゆ)七
(なな)八
(や)九
(ここの)十
(たりや)」
サン【三】
〘名〙 「三
(さん)」の中国音。みっつ。
江戸時代には拳
(けん)の
用語として用いられ、
現代ではマージャン用語として用いられる。
※
滑稽本・
浮世風呂(1809‐13)三「真
(ほんとう)の拳と云ふ物は一
(イイ)二
(リャン)三
(サン)四
(スウ)五
(ウウ)六
(リウ)七
(チヱイ)八
(パマ)九
(クヮイ)といふものだっサ」
みい【三】
〘名〙 (「み(三)」を延ばして発音した語) 物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの三(さん)。
※俳諧・
西鶴五百韻(1679)何鞠「君か代は長の数よむひいふうみい〈西鶴〉 たはね木をつむ高き屋の内〈
西吟〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報